【速報】銘柄分析:ロードスターキャピタルの成績ってどうだったの?2021年第二四半期の決算短信!

ロードスターキャピタル2021年12月期第2四半期決算発表!

2021年8月6日、ロードスターキャピタルが2021年12月期第2四半期の決算発表を行いました!今回はその決算短信のまとめです!

第2四半期の業績!

まずは売上・利益関係。売上高は前年同期比マイナス1.5%。しかし営業利益経常利益共に二桁%増!

ここから読み取れることは、仕入れたビルをより高値で売れているということ! 利益率が上がっているからね。

ちなみに前期は4物件売却してこの売上高だったのに対し、今期は3物件でこの売上高!(今期も2Qにおいて4物件売ってますが、そのうち1物件は3Qに計上のため)

より高値で売れていることがわかりますね!具体的にどのぐらい高値で売れたかと言うと…

ロードスターキャピタル2021年12月期第2四半期決算説明資料より

同日発表の決算説明資料より、3物件のうち2物件は、取得価格に対して倍以上の値段で売れたと書いてます! 

そもそも自社・及び専門家に頼んだ不動産鑑定評価額が、買った金額の5割増しいかにロードスターキャピタルの目利きがすごいか分かりますね。

10億で買ったビルが20億で売れる…相変わらずやり手です。

今期の見通しは?上方修正は?

今期の見通しは以下のようになっています。

上方修正はありませんでした。 そもそも売る商品が一個あたり20億円とか30億円の世界ですので、現時点で上方修正を発表するのはさすがに…。 大地震が来るかもしれないし。

もまあ、前回も上方修正を出したのは12月24日、クリスマスプレゼントのようなものですから、今回もそれを期待しています!

各業績指標のカクニン!

不動産売買について

ここでは主に、ロードスターキャピタル社の種事業であるコーポレートファンディング事業について注目していきます!

決算短信より

決算説明資料より

今期において不動産の売買は、

  • 第1四半期で1物件、第2四半期で3物件の不動産の売却
  • 第1四半期で2物件、第2四半期で0物件の不動産の取得

がありました。 合計の売り上げは約83億円。第1四半期に売り上げは24億円だったので、第2四半期単体の不動産売買の売上は60億円程度ですね。 

ちなみに第1四半期と第2四半期の貸借対照表の資産の部を並べてみると、

第1四半期と第2四半期の貸借対照表よりAlopur作成

販売用不動産が38億円ぐらい減少していることがわかります。第2四半期では3物件の不動産の売却を行ったので、38÷3で、1物件あたり13億円程度のビルを手放したんだなあと想像できます。 

なので売上60億円に対して38億円の資産を手放したと言えるのかな?まあ不動産取得後にお掃除や、ちょっとしたリフォーム、お客さんをつけたりなどのバリューアップをしたりする手間を考えると、かなりの利益率ですね! 

決算説明資料の中にも、「トラックレコード」として、不動産がどれだけの利益を出しているか載せてありました。

2021年12月期はすでに4物件売ってますが、57%も仕入れ価格より上乗せ出来ており、これまでになく順調に売買が進んでいるようです。

決算説明資料より

不動産賃貸について 

続いて不動産賃貸売上は、各Q単体では

  • 第1四半期で6.6億円(第1四半期決算短信より)
  • 第2四半期で6.6億円(第2四半期決算短信から第1四半期の結果を引いた)

となっています。第3クォーターは、3物件を売った影響で、少し下がるかもしれませんが、安定収益が増えていていいですね!最低でも年間で20億円ぐらいの収益を期待できそうです! 

補足情報として、不動産賃貸減価についても決算説明資料の中にありました。不動産賃貸の原価は、原価全体の5.1%と、全然お金がかかってません!

決算説明資料より!

要するに、

  • 賃貸収入が増えれば増えるほど、会社の利益の上昇、現金の量が増える!

だから、会社としてはこの収入をどんどん増やしていきたいはず。REITとかと同じです。なので想像できる会社の方針としては、

  • 「高い家賃を取れるところ」は不動産賃貸収入源として残す。
  • 「比較的低い家賃のところor半端なく高く売れるビル」は積極的に売っていく。

という感じでしょうか。

クラウドファンディング/アセットマネジメント事業について

決算短信より!

クラファン事業。今期の売り上げに関しては第2四半期の時点で2億円程度。なのでまだまだ会社の売り上げに貢献しているとは言えません。

でもでも、ロードスターキャピタルが一度お金を募集すると、5~6億円なら2分程度で集まってしまう世界。それだけ信頼されているということであり、伸び率としては非常に期待のできる事業

1~2年で結果を出すのはかなり難しいでしょう。でも長期的に保有することが前提なら、数年後にはかなりの利益を生み出すことができると考えています。

アセットマネジメント事業に関しても同様で、将来的に大きく伸びていく可能性があります。

ただ現在は、岩野社長の決算説明でもあったように、海外の投資家が日本に入ってきづらい状態のため、売上としては見込めません。これも長期的に考えておいた方が良いでしょう。

事業内容の振り返りとしてはこんな感じかな?

BS/貸借対照表の振り返り

資産と負債をふりかえります!

一応項目を作りましたけど特に気になったことはありません。笑 

  • 返済予定の長期借入金が増えてるなあ
  • そのぶん長期借入金が減ってるなあ

ということぐらいですね。「ビルを売ってお金が入ってきたから、借金を返したのかなあ」くらいに考えています。

CF/キャッシュフロー計算書の振り返り

決算短信より!

こちらもあまり見ることはないですね。

  • 前期は8物件の取得があったので、96億円の現金を使っている
  • 今期は物件としては取得がないので、 3.8億円のみ現金を使った。

くらいでしょうか?3.8億円はバリューアップに使ったお金?詳細が分からないですけど。まあそんなに大きくないので気にしなくていいかな。

後は「長期借入による収入があるなあ」くらいですね。

  • 販売用不動産取得のための現金を手に入れるため
  • より低金利でお金を借りることができた

とかが理由になるかなー。

キャッシュフローの振り返りはこんなもんでしょうか。

まとめ

  • 仕入れたビルをより高く売れたおかげで、利益率が伸びた!
  • とりあえず今のところ、上方修正はなし。後に期待
  • トラックレコードより、過去最高に高値でビルが売れている
  • 不動産賃貸収入は安定して推移
  • クラファン・アセマネ事業は長期で期待する
  • BS/ CFは特に注目すべきところはなし

以上ですね!そのほかについてもまたまとめていきます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました