【決算速報2】ロードスターキャピタルの成績どうだったの?2021年第2四半期決算説明資料レビュー!

決算資料説明動画!

ロードスターキャピタルは四半期ごとに決算説明資料を出してくれるので投資する側としては助かってます!

またそれと同時に説明の動画もあげているので、今回はその動画のご紹介と、内容について思ったことを書きます!

第1四半期の決算資料説明動画は、社内取締役の一人、川畑 拓也さんが説明されていました。でも今回は代表取締役社長岩野さんが直々に説明をされていました。

主要な業績などは、前回の記事でまとめているのでそちらをご覧頂くとして。今回はその他の情報について自分なりに気になった点を書いていきます。

不動産売買セイセキの躍進!

2021年第2四半期決算説明資料より!

コロナ禍の不動産市場の先行きが不透明と言われる中で、しっかりと結果を出しているのが しっかりと結果を出しているのが大きな特徴でございます。

岩野社長

という、自信を持った回答!また第2四半期で売却した4物件の内、市物件を第3四半期の売上げに当てていて、

下期についても非常に明るい見通しとなっております

岩野社長

と、発言されています。現時点でも、第3四半期で75%の進捗はほぼ確実なんじゃないかなと思ってます。

また今回売却した4物件のうち、3物件は去年集中的に買い集めたもの。それがこの一年で倍の値段で売れました。これについて岩野社長は、

通常不動産投資市場において、1年間で価格が倍になるということは稀有でございますので、 コロナ禍という急激なマーケットの環境の変化はあったとしても、 弊社の戦略・目利き・マネジメント・売却活動全てが功を奏した結果とも考えられます。

岩野社長

と、自信に満ちたコメントをおっしゃっております。それもそのはず。正直、何を売るにしろ、一年で価格が倍になる商品なんてほとんどありません

それを「1件ではなく2件も達成したロードスターキャピタルの目利きの凄さ」には恐れ入ります。不動産投資のやり方を教えてくれませんかね…笑

また去年取得した8件のうち5件はまだ保有したままの状態になっていて、 その取得価格は全体の8割にものぼるそうです。

去年のキャッシュフロー計算書を見てみると、8物件取得した時のキャッシュの動きは96億円だったので、96億円の内、まだ75億円程度、取得した建物が資産として残っていると考えられます。

仮にですけど、これらが全部2倍で売れた場合、75億円も利益になる想定です。当期純利益(通期)の予想は31億円ですから、いかに含み益を抱えているかが想像できます!超楽しみ。

プライム市場を目指す動き+大株主の状況

2021年第2四半期決算説明資料より!

今回の決算説明資料の中の見出しので唯一赤文字が使われていたのがこちらのスライド。来年の東証プライム市場を目指す!と明言されていました。

プライム市場上場が確定となった場合、機関投資家からの買いも期待できるようになります!「全社を挙げて目指す」という表現に強い意気込みを感じます。

動画の最後の方にも、大株主の状況のスライドがありました。

2021年第2四半期決算説明資料より!

社長からは以下のコメント。

大口の株式売却が株価低迷の原因となっておりましたが、 大株主の株式の処分は概ね完了したのではないかなと考えております。

(中略)これまで既存の株主様には多くの心配をおかけしましたが、ようやく長いトンネルを抜けるタイミングに来ているのではないかな と考えております。 

我々も今まで以上に個人投資家の皆様、機関投資家の皆様それぞれにアピールしていきたいと考えております。

岩野社長

また今回大株主の状況の中に、

  • MSIP クライアントセキュリティーズ
  • SBI 証券
  • 楽天証券
  •  BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG

の記載がありました。わからなかったのでググりました。 MSIP とは、モルガンスタンレーインフラストラクチャーパートナーズのこと。機関投資家です。

BNYも機関投資家で、それぞれが保有する銘柄はここに書いてありました。(※最新ではないかもです)

MSIP CLIENT SECURITIES | 企業・投資家情報

BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG

まあだから何っていう感じでもありますが、投資のプロ達も徐々に買い集めている様子。この数が増えれば、まだまだ株価は上昇していくでしょう!

今後の見通しについて。

動画の14分頃から、コーポレートファンディング事業:ビル売買の状況に関して説明がありました。

コーポレートファンディングにおいて、売却は順調に進んでおりますが、新規の案件はやや苦戦しております。 当然にして、マーケットの環境が良くなると、売却は想定価格を上回って決済することが多くなりますが、 一方で新規取得は難しくなるためでございます。

岩野社長

第2四半期においては新しい物件の取得がなかったので、どうなっているか気になっていました。動画で現在の状況がどんな感じなのか説明があったので良かったです。

やはり不動産売買における投資家意欲は活発なようです。このコロナ禍においても。多くの人が売買をするような環境なら、当然割安な不動産も少なくなると考えられます。株式投資も一緒ですね。

だから、今後は買えたとしても、一年で売値が倍になるような物件は少なくなるのかもしれません。今回のようなやつ。

また、「予算に合わせてムリヤリ投資はしない」というような事をおっしゃっていました。

仮に、不動産投資の環境が急激に加熱すれば、割安な物件が見つからない可能性もある。そのため通期での予算目標達成ができない場合もあるかもしれません

バフェット氏と同じような考えですね。「ど真ん中の絶好球が来るまでバットを振らない。

私としては、「それで投資を見送って予算達成できなくても、アリ」です。

まあ今までの業績を見る限り、今年も通期の予算を達成するでしょう。でもマーケットが加熱して不動産売買がなかった場合、今後下方修正の可能性もわずかにあることは念頭においていた方がいいかもしれません。

その時株価は下がるでしょう。が、長期で見れば株が安く買えるだけですので、私としては下がれば購入を続けていきたいと思ってます

まあ、 よほどのことがない限り、ロードスターキャピタルの皆さんは割安な物件を見つけて買ってくれるでしょうけど。笑

不動産市況が過熱してくれば、売値も高くなるのであまり心配もしてません。岩野社長をはじめ、ロードスターキャピタルのプロフェッショナルの人たちの目利きを信じます。

まとめ

  • 不動産売買事業では、売値を買値の2倍で売ることができた物件2件!
  • 残り5物件の含み益も、それと同等にあるかもしれない!
  • プライム市場を目指すことを明言!
  • 大株主の売りもそろそろ終わったか?!
  • 不動産投資(売買)環境は徐々に加熱してきている!割安の物件を見つけるのがなかなか難しい! 

個人的には、東京の不動産投資事業が加熱していることを確認できてよかったです。まだまだロードスターキャピタルは伸びるでしょう!今後に期待です。

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