お金を借りる…金利の効果!
前回は人が借金をしてまで、不動産投資をする利点についてみてみました。折角なので、もうちょっと深くお金を借りる、ということについて考えてみましょう。
銀行は人にお金を貸すとき、金利をつけて貸します。例えば100万円持っている人がいるとします。
その人が100万円貸して、100万円返してもらったんじゃあ、貸してた期間は一文無しです。だからその人は見返りが欲しい。101万円とか102万円とかで返ってきて欲しい。
金利をつけて貸し出すのは、一文無しのリスクの対価だと考えることができます。借りる人にとっては、
- 金額
- 利率
- 返済までの期間
のバランスが重要になります。見た目の数字上はちょっとの違いでも、ナメてると痛い目見ます。※私はナメてました…
いやいや、そうは言っても日本は低金利だって聞くよ?金利が0.5%だろうが1.5%だろうが2.5%だろうが、たかが1~2%でしょ?そんなに大きく借金の金額なんて変わらないでしょ?
その気持ちわかります。でもそうじゃあないんです。計算してみましょう!
金利を比較してみよう!
前回のAさんの条件を流用します。
- 借入金額:9500万円
- 返済期間:20年
- 元利均等返済(月々返すお金の額が一定の返済方法)
として、金利を0.5%、1.5%、2.5%で借りた場合、最終的に返済するお金の総額がどうなるか比較してみます。その結果…
なんとなんと、0.5%と2.5%では、支払総額(利息総額)に2,180万円もの差が生まれるのです!約4.4倍も多くお金を払うことになります…ナメてた…
借りる側からすれば、金利は低いものに限りますね!!
※ちなみに比較のため、少し前のアメリカの住宅金利(4.5%)も載せてみました。インフレしてるとはいえ、おったまげます。
ロードスターは金利いくらで借りてる?
じゃあロードスターキャピタルはどのぐらいの金利でお金を銀行から借りているんでしょうか?ここからは損益計算書・貸借対照表からの推測になります。
2020年度
- 長期借入金:1,498+30,271=31,769百万…①
- 支払利息:273百万…②
- 金利概算:②÷①=0.86%
2019年度
- 長期借入金:1,526+22,962=24,488百万…③
- 支払利息:219百万…④
- 金利概算:④÷③=0.89%
なので、本当にざっくり計算しましたが、大体金利0.9%くらいで借りているのかもしれません。私が不動産投資をするとして、1%以下の金利で借りれるなら、そら借りたほうが良いと判断します!
人によって意見が分かれるところだと思うけど、私はそう思います。
※ちなみに、ちょろっと調べてみたNTT都市開発リート法人(時価総額100億円程度)なんかも0.8とか0.7とかで借りてるんで、こんなもんなのかもしれません。
まとめ
- 金利をつけてお金を貸すのはお金を貸す側の我慢代!
- 金利が2%違うだけで、支払う代金にめちゃくちゃ差が出る!
- 不動産投資を行うなら金利1%以下は魅力的!
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コロナ禍で見直される社会の在り方。ロードスターキャピタルが行っている不動産売買は中古ビルが中心。次はその事業内容について、考えていきたいと思います。
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