【投資キソ知識】株価って何なのさ?

株価ってなんでしょう?株価って何であんなに価格が変動するのでしょう?何で私達はあの赤と緑に一喜一憂するんでしょう?今回は株価と企業の価値について考えてみたいと思います。

例え話!お米の価値!

例えばスーパーに行くとします。このスーパーでは、お米が5kg=2000円で売っているとします。

同じ量・同じ時期に取れたお米でも、

  • 時には2200円に値上がり。
  • 時には1800円と値下がり。

この時、お米の状態は変わらないとします。

  • 米の値段が高くなるのは、欲しい人がたくさんいる時。
  • 逆に安くなるのは、みんながあんまり欲しがらない時。

でも、同じお米なら、値段は変わっても、美味しさ(価値)は変わらない…ですよね?

値上がりで2200円の時に買ったお米は、値下がりで1800円で買ったお米より美味しいでしょうか?もちろんそんなことはありません。

じゃあ、株はどうなんでしょうか?

株価って何なの?企業の価値は?

株価というものがある以上、それは企業の何らかの値段っぽいものを表していると言えます。ここで、A社の株価が一株=2000円とします。

  • ある時には2200円になる
  • またある時には1800円になる。

株価が上がる時は欲しい人がたくさんいる時。逆に安くなるのは、みんながあんまり欲しいと思わない時。

ここで考えてみましょう。

  1. 前日まで2200円だった株価が、2000円になった時。
  2. 前日まで1800円だった株価が、2000円になった時。

…A社の価値って、変わっているのでしょうか?

お米の話と一緒で、そんなことは(ほぼ、)ありません。一晩で2000億円あった会社の方が価値が1800億円とか2200億円になってるなんてこと、(※ほぼ)ありません。(※超スーパーカリスマ社長が逮捕される、とか言うイレギュラーは除きます。)

でも、決算とかのタイミングで、

  • 来年から売上が一時的に下がります!/あがります!
  • 来年から儲けが一時的に少なくなります!/多くなります!
  • ごめん、今年工場完成しなかった!
  • 秘密にしてたけど、新製品ができたんだ!

…みたいな発表があります。

企業はこんな発表をした時、株式市場はパニック状態になります。「やべえじゃんこれ大ニュースだよ!明日たくさん買おうっと!/売ろうっと!」1日にして20%価格が下がることもあれば、逆も然り。お祭り騒ぎです。

別に企業の価値が一瞬で変わったわけじゃないのに。

ウォーレンバフェットの師匠であるベン・グレアムは、株式市場が常軌を逸したお祭り騒ぎになることについて、こう表現しています。

「株式市場って躁鬱病の人みたいだなあ…。めっちゃ落ち込んでる時、株価めっちゃ下がる。ハイテンションな時、株価めっちゃ上がる。企業の価値が変わってなくても。」

「そうだ!株式市場が鬱で落ち込んで、株価が暴落したとき、買えばいんじゃね?企業の価値は変わってないから、その時買ったらお得じゃね?」

ベン・グレアム※意訳

…と。

企業の価値が変わってなくて、お祭り騒ぎで価格だけ下がった時、それは企業を安く買えるチャンスです。

暴落した時買いまくろう!なんだ!お金持ちになるのって簡単じゃん!

…でも。

ほとんどの人は、暴落したときに買う、なんてできません。

だってそれが企業の価値が上がったのか下がったのか、判断できない人が多いから。だから株価は意味もなく下げたり上げたりするのです。

じゃあどうしたらいいんだ!…ていう詳しい話はまた別の記事で書くことにします。 

まとめ!

  • 株価の動きと企業の価値はほぼ無関係!
  • 株価下落+企業の価値が変わらない時、買えば良い!
  • それがわかれば苦労しない!

株のバーゲンハンターである、ジョン・テンプルトン卿は次のようにこのことを表現しています。

「ショッピングセンターで50%オフなら、みんなこぞって買いに行くのに、なんで株式市場はそうならないんだろうね?世界広しといえども、バーゲンセールで客が逃げていくのは、株式市場ぐらいだね。」

ジョン・テンプルトン※意訳

…と。痺れるわあ。

私はバーゲン、好きなので、バーゲンの時に逃げるなんてことはしたくありません。いつ起こるかわからないバーゲンならなおさらです。

価格の上下じゃなくて、企業の価値を判断して、バーゲンの時に良い企業を安く買いたいですね!

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