【投資キソ知識】時価総額ってなんなのさ②投資のプロのポイント!

何千億円ものお金をあやつる、プロたちの苦悩

前回の記事で、時価総額の低い企業を買うメリットについて説明しました。今回はそのつづき。時価総額の低い企業を買うことはまだ利点があります!どんなことかと言うと、

プロ投資家がまだ手をつけてない!

ということです。個人的には、まだ手垢がベタベタついていない、まっさらな企業だと思っています。笑

…あんまり褒め過ぎてもアレなので、注目されてない、ジミーな企業、と言い換えてもいいかもです。

プロの投資家が注目していない?それって投資先として魅力がないからじゃないの?と思う方もいるかもしれません。ですので今回は、プロが注目していない企業って本当に魅力がないのかどうかについて検証していきます!

プロ投資家とは?どんなひとたち?

ここで、プロ投資家=機関投資家についておさらいします。

機関投資家とは!

  • 生命保険会社
  • 損害保険会社 
  • 銀行
  • 年金基金
  • 農協
  • 政府系の金融機関

などなど、数百億円から数千億円を使う投資(機?)家たちのこと。それらの及ぼす影響は甚大。彼らが買っているから、という理由だけで上がる株もあります。

そして彼らには、企業の株式を5パーセント以上取得した場合、「大量保有報告書」を提出しなければいけない。というルールがあります。

彼らとしては、

  1. もちろん安く、たくさん株を買いたい。
  2. でも持ちすぎてしまうと、報告しなきゃいけない。
  3. 報告すると、他の投資家の視線を集めて、株価が上がってしまう
  4. 株価が上がってしまうと、嬉しい反面、買い増しする金額も上がってしまう

というジレンマがあります。だから、彼らも自分たちが買う企業は、できるだけ隠しておきたい。ポーカーで自分の手札を見せないのと同じ!

だから、何億円もの金を操る彼らにとって、時価総額の低い企業はとても買いにくい。…なんでかって? ちょっと考えてみましょう!

機関投資家が株を買うとき

例えば、機関投資家が、時価総額100億円の企業を5億円分、買いたいとしましょう。彼らにとって5億円というのはそこまで大きな金額ではありません。何千億円というお金の1%とかですから。

ですが、時価総額100億円の企業を5億円買うということは、企業の価値のうち、5%を買うということです。5%ルールに引っかかってしまいます報告しなきゃいけない。彼らの手の内がばれてしまう。そういう状況を投資のプロは出来る限り避けたいわけです。

ですので、機関投資家が投資をし出すのは、少なくとも、時価総額100億円以上。できればもっと大きい時価総額の企業を買いたい、300億円とか500億円とか1000億円とか。というのが本音でしょう。

だからたとえ、どんなに素晴らしい企業であっても、時価総額が安い企業は、プロの審査対象から外れるそこに、個人投資家のつけいるスキはあります!!

そしてプロの審査対象から外れるということは、それだけ、価格を評価する人が少なくなるということ

評価する人が少なくなれば、人によって払いたいと思う金額が、大きく乖離します。だから結果的に、割安に評価されている企業を見つけやすいのです!

現に私の持っている会社も、2021年7月時点で、

  • アプライド:77億円
  • ロードスターキャピタル: 220億円
  • 名古屋電機工業:115億円
  • ヒロセ通商:150億円
  • 三協フロンテア:480億円

となっています。株主の欄にも、ほぼ機関投資家の名前はありません。

もしこれらの企業が、私の思い描いているストーリー通り成長すれば、そのうち機関投資家の目にとまるプロの目に留まる。 プロの目にとまれば、何億円何十億円もの資金が流入するそうなれば株価がさらに上がる!というストーリーが描けます。

その時もともと割安だった株価は、2倍3倍うまくいけば10倍になったりします!だから私はプロが買う前の、時価総額が低い企業を買いたいのです!

まとめ!

  • 時価総額が低いとまだプロが手を出さない!
  • 時価総額が低いうちに、割安な株を買う!
  • プロが目を付け出せば、株価はうなぎのぼり!

とにもかくにも割安で、素晴らしい企業を買いたいものです。そうすれば、いつかプロの目に留まって、株価の爆上がりが期待できます。これもまた、長期投資の醍醐味です!

あなたの戦略はどんなものでしょうか?

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