【投資キソ知識】時価総額ってなんなのさ!

企業の値段は株価じゃなく○○をみよう!

あなたは企業の値段がわかりますか?

こちらの記事で株価とは何かというものを説明しました。でも、株価だけではその企業の値段=いくらならその企業が買収できるか?は分かりません。

企業の買収金額として参考になるのは時価総額です。今回はその時価総額について考えてみましょう。

時価総額って?

時価総額は、株価×市場に出回る株の数、読んで字のごとく企業の時価、そのときの企業のお値段ですね。

例えば株価が1000円で、企業から発行されている株式の数が1万株あったとすれば、その会社の値段は1000円×1万株=1000万円 となります。 

実際は株を買い集めることで、株価が上昇してしまうため、1000万円で買えることは多分ないです。でも、その時点での企業の値段としてある程度信用することができまます。

株式市場にはたくさんの企業があり、時価総額も様々です。

日本で一番時価総額が高いのは、トヨタ自動車。 2021年7月末現在、約32兆円この値段が付いています。その後にキーエンス、ソニー、ソフトバンクと続いていきます。

Yahoo ファイナンス時価総額上位より!

東証一部で一番時価総額が低いのは、 2021年7月末現在、シーヴイエスベイエリア。約20億円の値段です。 

Yahoo ファイナンス時価総額下位より!

注意しておきたいのは、 株価が高いからといって、企業の値段も高いと勘違いしないこと!

例えばキーエンスの株価は6万円を超えており、トヨタの株価の約6倍となっていますが、 キーエンスのお値段はトヨタの1/2以下です。 

「もう知ってるよ!」という方も多いかもですね。でも、

  • この会社はあの会社よりも株価が低いからよくない
  • 株価は会社の通信簿だから高いor低い会社は○○

何ていうようなコメントを掲示板でよく見るので…単に株価が高い・低いでは企業は評価できませんのでご注意!

以上時価総額についてでした。

私の投資!時価総額OO円以下!

時価総額のセツメイが終わったところで、私の投資。時価総額については私も一応気にかけていることがあります。

私が投資対象とする企業の時価総額は、500億円以下が多いです。もっと言うと私の買いたい割安株は、300億円以下くらいに押さえたい!!というのが本音です。

何故でしょうか?高い方が評価されてるって事じゃないの?

…おっしゃる通り!時価総額が高いほど、その企業はすでに評価されている。あえて言い換えるなら、すでに多くの人に見られている!ということです。 見る人が多いから、評価されているとも言えるかもです。

ただ私としては、人が注目していない株を買いたいのです。人気化する前の株式。例えるならまだメジャーデビューしていないインディーズで活躍しているアーティスト。メジャーデビューした時にドヤりたい気持ちと似てるのかも。笑 

なんで?すでに多くの人に見られていると何かデメリットあるの?ちょっと考えてみましょう。

時価総額が高い企業のデメリット~ 個人投資家向け~

例えば、ワークマンの株価動向を見てみましょう。

ワークマンの株価動向2021/07/30

2011年はじめの株価から、2021年7月末現在約18倍になっています。(!)現在の時価総額は約6000億円ですから、2011年の時価総額は約330億円くらいだったわけです。

すごいすごい! 2011年の初めに500万円ワークマンの株を買っておけば9000万円になっていたわけです。おくりびと達成間近! みんな思うわけです、「あの時買っとけばよかった…!

みんなやっぱり儲けたい。株価が10倍以上の値上がりをするのを期待したい。じゃあこのワークマン。これから10年間、2021年から2031年の間に、同じように18倍、成長する余地はあるんでしょうか? 

おそらくないでしょうね。。。なぜかと言うと、今から18倍になるということは、10年後の時価総額が 

10兆8000億円(現在の時価総額約6000億円×18倍)

になる、ということです。店舗数が全世界で3,600以上のユニクロですら、現在の時価総額は8兆4000億円です。ワークマンの店舗数は約860。ちなみに2012年では710でした。

これから全世界に出店していくのであれば話は変わると思いますが、今のところそのような方針は考えにくいです。ワークマンは無理をしない会社として成功を収めてきました。とてもその企業風土を変えるとは考えにくい。

もちろんまだまだワークマンには成長余地はあります。高機能で低価格の洋服には、まだまだたくさんの人が買いたいと思っているはず。

でも日本の人口減少や、10年前に比べて認知度が上がり、たくさんの人が既にワークマンの洋服を買っています。

以上のことから考えると、これから10年間の成長余地は10年前と比較して、かなり小さくなっているといえます。

これはどの企業でも同じで、企業が成長すればするほど、

  • 人間の数が限られている
  • 資源の数が限られている
  • 土地の数が限られている

ことなどで、企業の成長はどこかで止まります。世界が有限である限り、永遠に成長することなど、 ほとんど無理なのです。

だから私は、これから成長しそうな企業、そして、成長の余地が大きい企業を買う。その目安の一つが、まだあまり注目されていない、時価総額の小さい企業なのです。

まとめ! 

  • 企業のお値段は時価総額!株価ではない!
  • 時価総額が高い企業は、多くの人に見られている!
  • 時価総額が低い企業は、まだまだ成長する余地がある!

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