三協フロンテアの実力
私が三協フロンティアに投資し始めたのは、
- 魅力的な商品を売っていること
- 売上利益ともに9年間連続で右肩上がりなこと
- 同業他社がまだ本格参入してきていないこと
が主な理由です。
そこで今回は、同業他社と比べて、どれだけ優位なのかというのを見ていきたいと思います。あくまで個人の見解です!
まず第一にユニットハウスの市場には、どれぐらいプレイヤーがいるのでしょうか?「ユニットハウス 市場」などで Google で検索してみると、
- ナガワ
- 三協フロンティア
- 東海リース
三社が浮かび上がってきました。( シーティーエスもうプレハブ販売はしていますが、売り上げは3億円程度なので除外しました)
まずはそれぞれ売上・利益を比較してみましょう。バフェットコードさんでまずはざっくり比較してみましょう。
バフェットコードさんはこういう表を自動で作ってくれるので、とても便利です!しかも無料公開。ふとっぱら!
ここでは表に従って、
- 時価総額・PER
- 売上・営業利益・純利益
- 配当利回り
- ROE
の順番で比較していきます。
ナガワ vs 三協フロンティア vs 東海リース
時価総額・PER
時価総額は、ナガワが一番高く1370億円あります。 三協フロンテアはその500億円程度。さらに東海リースはその1/10の50億円程度しかありません。
ナガワが評価高いですね。値が小さいほど割安なことを示すPER も、ナガワは40倍を超えています。この時点で私の投資対象からは外れます。
三協フロンテアは8.2倍。見た感じ割安そうです。まずこのPERの差はなんだろうという疑問が湧きます。
東海リースは16倍程度。なんとなく、今の時点では割安とも割高とも言えない値です。
売上・営業利益・純利益
次に売上。時価総額の高いナガワが一番高いと思いきや、三協フロンティアがぶっちぎりで高い。これは私にとって意外でした。
そして、純利益率も三協フロンテアの方がナガワよりも少し良い。(この時点では暗算で計算します。どちらも10%は超えてそう…ぐらい)
ちなみに東海リースは純利益率約2%となっており、あんまりもうけてない様子…この時点で私は投資を見送ります。
配当利回り
次に配当予想の欄を見ると三協フロンテア(3.7%)と東海リース(5.1%)がかなり配当利回りが高いのが分かります。
企業の配当が高い理由は、
- 利益を株主にたくさん分けている。
- 何らかの理由で株価が安い。そのため配当も率が高くなっている。
というのが考えられます。
1.に当てはまる企業は、 JT とかですね。たばこ売る会社。 配当が高いけれども、今後の成長はあんまり見込めない会社。あんまり成長を見込めない企業なら、私は投資しようとは思いません。
2に当てはまる会社は、ほとんどありません。 あったら掘り出し物の企業であることが多いです。そしてその企業に、成長余地がたくさんあったら、今後も配当は増える可能性があります!
将来的な配当率が利益の5%とか6%とかなる可能性がある!そんな会社だったら是非買いたいです!果たして三協フロンテアはどうなのか。この時点では何とも言えません。
東海リースはなんでこんなに利回りが高いのか、考える必要アリ。
ROE
そして ROE。いつかこれは記事にしたい!ここでは、この数字が高いほど、企業は(借金してでも)効率よく成長していくよ!という説明にしておきます。
数字を見ると、三協フロンティアが突出してます。12.8%。日本企業全体で見てもこの数字は高い方に当たります。いい感じですね。
という風な感じで企業の比較を行います。今までの比較をまとめると、
- ナガワすでに割高で、投資対象としては魅力が薄い。
- 東海リースは稼ぐ力が弱い。割安とも言えないので投資対象としても弱い。
- 三協フロンテアは PER 8倍程度で割安そう。配当利回りも高く、利益率も一番高い。
もうこの時点で、三協フロンティアに心を惹かれ始めた私です。なんでこんなに安いのか、確かめたくなってきました。
今の時点で気になるのは、
- 同業他社と比較してなんでこんなに売上利益が高いのか。
- なんでこんな割安なのか
- 今後も成長する余地はあるか
というようなところです。
この続きはまた次回…
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