【決算速報】ランシステム 2021年6月期決算短信レビュー!

2021年8月19日の引け後に 3326ランシステムの2021年6月期決算が発表されましたのでレビューしていきたいと思います!

どんな会社?決算短信は?

埼玉地盤に複合カフェ「自遊空間」を展開する会社。カプセルホテルや入退室システムの販売も行なっている。

早速見てみましょう !

2021年6月期決算短信より

あらら。。。がっつり減益ですね。やはりコロナでゲームセンターなどの経営は厳しいんでしょうか?それにしても去年よりも減益幅が拡大しているのが気になります。

去年は経常利益がマイナス6000万円に対して、最終的な赤字が88000万円でした。特別損失を計上していたんですね。まぁ今期も3億4000万円ぐらい計上してるようですが、、

なんでこんなことになっているんでしょう?中身を見てみましょう。

決算書本文

2021年6月期決算短信より

やはり主力事業である、「自由空間」の売上の減少が大きく響いているようです。それにしても売上が36.2%減に対して、損失は去年の60倍。コロナで客足が遠のく中、従業員の給料を払いながら経営するのはなかなか厳しいですね…

経営が苦しい中、<外販事業><不動産事業>を行うことで、利益を上げているセグメントもあります。

外販事業に関しては利益率が約9%超え、ておりまずまず。今後これが第2の柱として成長すれば…仮にコロナのような感染症が広がった時にも、会社を存続させることができると思います。

不動産事業に関しては利益率が約40%と利益率がかなりいいです。こちらも収益の安定を図るために伸ばしていきたいところでしょう。

貸借対照表 BS

続いて資産の部。変化の大きいところを見てみると、現金が3.7億円ぐらい減っています。また建物及び構築物が2.5億円ぐらい減っています。

資金繰りが厳しかったのかな。現金は多分資金繰りのために使ったのでしょう。建物は「不採算店を閉店した」と説明があるので、 それを売り払った形かな?

続いて負債の部。

一年以内返済予定の長期借入金を4.5億円ぐらい返していることがわかります。また3.1億円ぐらい長期借入金がありますね。やはり資金繰りは厳しいみたい。

資本剰余金が5億円ぐらい増えています。新たに増資でもしたのかな?利益剰余金が減っているのはほぼほぼ現金の動きなのではないでしょうか。

ここまで見ると、やっぱりコロナの影響で経営は苦しそうだなと想像できます。

損益計算書 PL

次に損益計算書を見てみましょう。

やっぱり本業で成績を残せていないのが痛いですね。 売上総利益を売上で割った粗利率は、去年が13.0%あったのに対し、 今年は3.8%しかありません。

これが原因で全然利益が残せず、大赤字になっているということがわかります。やっぱりサービス業はきついですね… 

でも明るい兆しもあります。四半期単独で見ると、3Qは粗利率が3.4%だったのに対し、4Qは5.8%と改善しています。

また営業損益率も、3Qがマイナス15.6%だったのに対し、今期はマイナス8.4%。不採算の店舗を閉めるなど、対策が実を結んできたのかもしれません。

バフェットコードさんより 

来季の見通し

来季の成績が黒字の見通し物は良い兆候です。これを期待して投資家から買いが入るかもしれません。

ただし営業利益率は1%台と、危機を脱するにはまだまだという印象です。日本ではコロナはまた蔓延してきましたし…厳しい闘いは続きそうです。 

株価は今年に入って乱高下を繰り返していますが、まだまだ乱高下ななみ彼らは抜けられそうになさそうです。

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