本多静六。
1866年から1952年まで生きた。
資産を今の価値で数百億円築いた。
全財産を匿名で寄付した。
質素倹約に生きた人。
投資をした人。
一代で財を成した人。
実を言うといかに良いことでもそれが自分の実践を基にしてしかも相当の成果を挙げたことを語る場合なんだか自慢話になってやりにくいものである。
ことに財産や金儲けの話になると、在来の社会通念において、いかにも仕事が陋劣であるかのように思われやすいので、本人の口から正直なことがなかなか語りにくいものである。
本多静六「私の財産告白」
どんなに良いことでも、
自分の成果を話すのは、
自慢話になってしまってやりにくい。
大金持ちになった秘訣を話すのも、
仕事をバカにしてるようで、
正直喋りにくい。
1950年の日本でも、
お金について話すことは、
あまり受け入れられる社会ではなかったようです。
金の世の中に生きて、
金に一生苦労をし続けるものが多い世の中に、
金についての真実を語る者が少ない所以も
また実はここにある。
核心をついていると思います。
出る杭は打たれる。
金持ちは非難の対象になりうる。
アメリカなどとは違って、
日本はお金持ちが賞賛されることはあまりありません。
ここにある種の国民性を感じることができますね…。
それなのに、やはり、財産や金銭についての真実は、世渡りの真実を語るに必要欠くべからざるもので、最も大切なこの点をぼんやりさせておいて、いわゆる処世の要訣を解こうとするなどは、およそ矛盾も甚だしい。
本多静六「私の財産告白」
本多静六は85歳になって、ようやく
自分がお金持ちになった秘密を語りました。
日本もただ羨ましがるのではなく、
自分で金持ちになろう!という人が増えればねー。
お金持ちがどうやってお金持ちになったか
語る機会も増えると思うんですけど。
Kindle Unlimited 登録してる人は
無料で(月980円で)読めます!
月980円ですが、
良い本がゴロゴロあるんで、
興味のある方は是非。
私、別にアマゾンの回し者ではないですけど。
アマゾンの株を持ってるわけでもないけど。
コメント