ロードスターキャピタルと ヴォイシー

12月よりロードスターキャピタルがスポンサードしている、朝倉祐介さんのVOICY「論語と算盤と私とボイシー」。3回にわたってロードスターキャピタルの岩野社長が出演されていました。

ホストの朝倉祐介さんは、ベンチャー投資シフィニアン共同代表。 東京大学法学部卒(今の社長も東京大学卒)。マッキンゼー→スタートアップ CEO→ ミクシィ CEOを務め、 ミクシィを V 字回復させました。

スタンフォード大学客員研究員などを経て現職であるベンチャーキャピタルの代表となっています。 超ハイスペック。

岩野社長の対談の中でも、かなり鋭い質問をされていました。非常に濃い内容だったので、 備忘録のためにも記録しておきます。

なお、内容については私の解釈・意訳が含まれています。 間違っている箇所もあるかと思いますので、是非本編をお聞きすることをお勧めします(無料です)

朝倉 祐介「論語と算盤と私とボイシー」/ Voicy - 音声プラットフォーム
忘れた頃にやってくるチャンネル。シード・アーリーステージのスタートアップを対象とするVC「アニマルスピリッツ」の朝倉がお届けしてます。 主にスタートアップやVC、ベンチャー投資、シリコンバレーに関する話題、ビジネス関連の雑談、サブカル産業医・大室先生との放談を思い出した時にお届けしています。 プロフィールはこちら。 ...

質問1.世の中に色々な金融商品がある中で、オーナーズブックの特徴とは何か?

岩野社長:いろんな投資経験のある方が、ポートフォリオの一部としてオーナーズブックを利用していることが多い。

投資経験の長い人だと「年に3%~5%の利回りを確保するだけでも相当大変」だということが経験上わかっているはず。海外の有名なヘッジファンドですら一桁パーセントの利回りであることがほとんど。

しかも円建てでできる商品となると数は極端に限られる。加えて何に資金が運用されているかわからないというリスクがあるものも多い。

オーナーズブックはあくまで不動産を担保にしての金融商品。何に対してリスクがあるのか分かりやすくなっているのが特徴。

質問2.投資商品だということは理解しているが、どのくらい安全なのか?

当然市況に左右される分野であるため、リスクというものは当然ある。一方でロードスターキャピタルは2014年からクラウドファンディング事業を行っている。

今までの経験から、貸付先の不動産会社に対して適切な評価ができれば、かなりリスクが抑えられると思っている。

また、ロードスターキャピタルは過去相当な数(ホームページより:217件)案件をこなしているが、いろいろな案件に投資することでリスクを分散させることができると思っている。

お二人とも利回りに関してお話しされていました。「年利5%の利回りでも相当高いですよね」といった類のお話です。

これは私もそうですが、年利5%で運用できるということは、実はすごいことなんだよ、ということを改めて頭に置いておく必要があると思います。とくに現在のようなお金がジャブジャブ刷られている状況では。

投資という分野で20年以上活躍されてきたお二人が言うのですから、とても説得力があるお話でした。

質問3.投資においてはリスク分散が必要だとよく言われるが、 オーナーズブックの投資は、「不動産投資」もしくは「債券投資」どちらでとらえればよいのか?

岩野社長:そういう意味では債券投資に近いと思う。理由は(貸付型案件は)不動産の価格が上昇したらリターンが大きくなる、という類の投資ではないため。

エクイティ型の投資案件(秋葉原のシグマビル)になると、まさしく「不動産投資」という括りになる。

ちなみにエクイティ型の商品をもっと出してくれ、という要望があるが、現在の日本の法律ではなかなか商品化が難しい。

理由としては売り手側の問題がある。エクイティ型の商品化の際、物件の決済が済んでいないのに、個人に情報を開示することになるが、売り手側がこれを嫌がるケースが多い。(自分のビルがいくらで売れたか、あまり知られたくないというお客様が多い。)

朝倉さんの質問がものすごく鋭いですね…よくよく考えたら貸付型の案件は、銀行業とほぼ同じですもんね。ローリスクローリターン(と言っても銀行金利の何百倍かありますが)の投資という意味では債券投資と同じかもしれません。

上記の内容はボイシーの1回目で話されていたことを簡単にまとめました。非常に勉強になる内容でしたので、気になる方は是非チェックしてみてください。

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