ロードスターキャピタルの IR セミナーの動画がアップされたので紹介します。
この動画は2021年9月3日に SMBC 日興証券が「個人投資家向け IR セミナー」として収録されたものになります。
プレゼンターは岩野達志社長でした。ロードスターキャピタルの第2四半期の業績発表から、 ラジオ出演や今回の IR セミナー参加など、徐々に IR に力を入れて言っている様子です。
株価と業績について
個人向け投資家セミナーということで、株価の情報と業績について、少し話す時間が長かったように感じます。
岩野社長の発言より、「マザーズ市場で PER5.5倍(8/31時点)で割安な株としてランキングされていて残念」「みなさまのチカラを借りたい。」
「当期純利益で言うと、2020年で27億円。これはマザーズで第2位の成績。2021年だと現時点で5位ぐらいにつけている。」
「当期純利益1位は当然皆様ご存じのメルカリさん:54億円。3位がビジョナル:46億円。ロードスターキャピタルは、今期の予想で32億円。50億40億30億でそんなに差がない状態」
「メルカリさんの時価総額8,000億円、ビジョナルさんで2000億円。 それに対してロードスターキャピタルは227億円。弊社もまだまだ(値上がりの)余力があるということを知っていただきたい」
というようなことを言われており、「株価に対する意識」というものが今回改めてアピールされたように感じます。
具体的な時価総額の比較の話をするあたり、岩野社長も株価が割安で放置されているのを歯がゆく思っているのでしょう。そんなことを思いました。
コーポレートファンディング事業について
コーポレートファンディング事業において、私なりに岩野社長の発言をまとめます。
「直近5年では不動産のマーケットがだいぶ良くなってきている。」
「少し踏み込んで言うと昔(2017年)に取得した物件は、バリューアップを重ねて含み益が膨らんでいる」
「不動産鑑定額とマーケットの時価では不動産の価格は異なるが、含み益は大体50%を目安に出ていると考えている。」
「簿価の53%で200億の含み益ということになる。現在ロードスターキャピタルの時価総額が220億程度なので、それに対して含み益が200億もあるというところを評価していただけたらと思う」
「この中において不動産のマーケットの流動性が著しく落ちた」
「150億円の仕入れを行うことができた」
「150億円で仕入れたうち、30億円程度(3物件)売却を行った」
「結果的に倍の価格で売れた。(簡単に例を挙げれば、30億円で取得したものが60億円にで売ることができた)」
- コロナ禍においてもきちんと利益を残して行っていること
- 不動産のマーケットがどんどん良くなってきていること
について知っていただきたいというふうな話し方でした。
ロードスターキャピタルが保有している不動産の含み益についても、ぼやかしながらではありますが、5割ほど含み益があるというようなことを話されていました。 株主としては心強いです。
取得物件について
取得物件に関しても少しだけ補足説明がありました。
図表の新横浜ミネタビルについては、「郊外のサテライトオフィスの需要が高まってきている」ということもあり取得したとのことです。
新横浜駅から徒歩2分の好立地にそびえるビルで、ネットでググってみたところ、満室稼動(alopur調べ)しているようです。

東証再編についての意気込み
「弊社の努力だけでは達成できない項目もありますので、そこは投資家の皆さんの注目を集められるように努力していきたい」
「我々はプライム市場を目指していける会社、もしくはプライム市場に値する会社だと自分たちでは考えている」
との発言がありました。第2四半期の決算発表から「プライム市場を目指す」ということを公言しており、今回の動画においても自信を覗かせていました。
投資するものとしては期待したいと思います。
社長の生の声が聴けるのって素晴らしい!
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