【経済的な堀はあるか?】ロードスターキャピタルまとめ。

私が考えるロードスターキャピタルの銘柄分析のまとめを行いました。参考になれば幸いです。ざっくりとした企業情報は以下の通りです。

バフェットコード様より

今回のまとめでは以下の書籍を参考にしています。バフェット氏も判断基準の一つとしている「経済的な堀」の概念もわかりやすく書いているのでおススメです!

千年投資の公理

バフェットの銘柄選択術

興味のある方は是非読んでみてください!

5年後の株価予想

過去5年の ROE と EPS から5年後の株価がどうなっているか自分なりに予想してみました。ただの予想です。 

上の予想は、ロードスターキャピタルがこれまで残してきた実績に基づくものです。

つまり、ROE と EPSの伸び率が今の状態を維持できるなら、5年後にはこんな感じの株価になっている。という予想です。

もちろんどこかでつまずくこともあるだろうし、逆にもっと成長するかもしれません。だからあくまでも参考程度です。

経済的な堀評価

この企業は「経済的な堀を持っているか?」ということを表しています。五角形が大きければ大きいほど、「ほぼ独占的な」企業であることを示します(独断)

項目 点数 評価理由
無形資産   Intangible Assets 10 不動産鑑定士7人。経験豊富な人材多し。これが一番の強み。またクラウドファンディング事業には多くの免許が必要で、他社が参入することはやや難しい。
乗換コスト  Switching Cost 2 クラウドファンディング事業において、一度使ったら使い続けるよね。でも他サイトも併用もするよね。と考えて、2点。
ネットワーク効果Network Effect 4 クラウドファンディング事業において、これからも投資家集めることができれば、ネットワーク効果が生まれるかも。
コスト優位性    Cost Advantages 7 工場を持つわけじゃないし、東京都心にオフィスがあればいいだけなので、コスト面で有利。役員クラスの年収も高すぎるわけでもないし。
規模優位性     Size Advantages 3 規模はまだまだ小さい。かといって小さすぎるわけでもないので、この点数。

以下に補足。

無形資産

ロードスターキャピタルの魅力は「割安な物件を買って、高い利益を上げられること」。その原動力となるのは、無形資産である、「社員の目利き力」!

これが他の会社よりも圧倒的に高い営業利益率をもたらしており、この人材がいる限り、ロードスターキャピタルは快進撃を続けるはず。

ネットワーク効果

今はまだ小さいクラウドファンディング事業。でも、これが順調に育てば、数十億の売上を上げられるようになるはず。

その規模になれば、人が人を呼び、ますます大きくなっていく。そんな期待があるので4点。

コスト優位性

ロードスターキャピタルの強みは「不動産の目利き」!なので工場とか必要なわけじゃないんで、コストがあまりかかりません。

銀座にオフィスを構えていますが、東京都心の不動産をくまなくチェックする必要があるので、そこらへんは必要経費かな。ほぼ東京の不動産のみにマトを絞っているので良いでしょう!

企業評価

9つの項目から評価を行っています。長期投資に適した企業かどうか?が判断基準(独断)です。9角形が大きいほど、バランスの取れた良い企業、ということになります。

項目 点数 評価理由
業績成長性 9 毎年20%成長を見せているので。
財務健全性 3 借金は多い。でも基本的に長期借入金(10年以上低金利)で借りている。(個人的には心配なし。)
CF健全性 3 今のところ営業キャッシュフローは赤字。物件の仕入れでお金使うこと多いから。今年度あたりから不動産の賃貸収入が大きくなってプラスになりそう。 
配当・自社株買い 6 株価が安いところ(2020)で自社株買いをしたのはさすが!配当性向も15%程度で、支払いすぎているわけでもなく、 いい塩梅かなと。増配も期待できるし。
事業コスパ 7 工場とか持たないし、人件費だけなのでコスパ良し。
事業効率性 9 低金利でお金を借りて、割安な物件を買う。そして30%とか利益を出す。ハンパない事業効率性。 
事業理解性 8 不動産を安く買って高く売る。ノウハウは分からないけど、やっていることはカンタンに理解できる。
事業集中性 8 不動産の売買・ 賃貸収入・クラウドファンディング・アセットマネジメントに集中している。
インフレ耐久性 9 不動産はインフレに強い。問題なし。
合計 62/90 低金利時代がまだまだ続くなら、どんどん成長していきそう。あとは従業員が辞めないこと。 

借金が多い理由はこの記事を参照してもらうとして。

日本は超低金利時代が続いていますので、借りれるなら借りれるだけ借りたいはず。特に不動産で収益が見込めるなら。

また日本は30年間、ほぼ価格のインフレを経験していません。が、お金が刷られ続ける以上、いずれインフレはきます。

その時に、不動産、特に都心の不動産は高騰する可能性があります。だから私はインフレに対抗するためにも、ロードスターキャピタルを持っています。

長期投資適性判断

長期投資に値するかどうかを、今までのEPS、ROEの実績、直近の PER で考えてみます。(独断)三角形が大きいほど、長期投資に適していると考えます。

項目 点数 評価理由
EPS:成長性 8 毎年50%を超える成長しており、めちゃめちゃ成長している。いつまで続くか! 
ROE:効率性 8 5年平均で27%を超えており、非常に効率的に成長している。日本企業の平均が6%とかだし。
PER:割安性 10 5年平均では11倍程度。でも直近では5倍台にまで低下している。業績は伸びているのに。非常に割安な状態なんじゃないかな。

ものすごく大きな三角形になりました(だから私は投資しているのですが)!

7年ぐらい投資をやってきましたが、これだけ EPS が成長していて、 ROEも高くて、 PER も低い。こんな三拍子揃った銘柄はなかったです。

だからこそ今4000万円ほど投資していますし、この割安な状態が続くなら、引き続き投資していきたい。そんなことを思える銘柄です。

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