この記事で私はロードスターキャピタルを保有すること三協フロンティアを保有することで、「長期集中投資」でも、リスクの分散はできるよ!と書きました。
それでも、世の中の大半の人は、「分散投資」をしています。その理由は、「ただほっとくだけ!しかもリスク分散できるから!」でしょう。
今回は分散投資って何?ってことについて考えていきたいと思います。
この記事のポイント!
- 2011年に日経平均インデックス投資すれば、今頃〇倍になっていた!
- インデックス投資はアメリカが大人気!やっぱり世界の中心なのかもね。
- でも人気はいつまでも続かない…と思う理由
分散投資のキング!インデックス投資!

まずどこからが分散投資?なのかは、人によって異なります。わずか一銘柄にしか投資していない人は、私の保有する5銘柄を見て「分散投資だ」というかもしれないですし。
だから、ここではインデックスに投資する方法を分散投資として話を進めていきます。
インデックス投資とは?
Google で一番頭にできた検索結果はこれです。
インデックス投資とは、個別企業の株式を購入するのではなく、日経平均やダウ工業株平均といった株価指数に連動する投資信託を購入することで、株式市場全体に投資する手法だ。
引用元:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2104/23/news092.html
イメージを説明してしまえば「株式市場の全銘柄に1円ずつ投資する!」みたいな感じの投資法です。
例えば、トヨタ自動車の株価が20%下がったとしましょう。トヨタの株だけを持ってる人は、-20%の価格の下落。大損です。目の前が真っ暗になります。
でも1円しか投資していないなら、0.2円の損で済みます。そんで、 ホンダや日産やスズキの株価が合計で+20%となっていれば、トヨタの損はちゃら。やったぜ。
これがインデックス投資のリスク分散ですね。 要するに、
- 下がる銘柄があっても、上がる銘柄がある。なので損と得を相殺できる。
- 株式市場全体がイケイケなら、自分の資産を増やすことができる。
ということです。
仮に、2011年に日経平均に投資をしていたら、「全く知識がなくても」、今頃資産は3倍以上になっているのですから。
資産を10年間で3倍だなんて、資産運用のプロの95%は、とうてい達成することができません。毎日株価とにらめっこしてるプロでさえ。
そうです。「株式投資勉強したくない。別に知識なんて増やさなくていいよ。」っていう人は、インデックス投資をすればいいんです。
だってその国が成長するなら、勉強なんてしなくていいもん。
インデックス投資をするならどこの国?
インデックス投資にも色々あって、一番オーソドックスなのはアメリカに投資すること。最近でも、アメリカに投資する人、増えている気がします。なんといってもアメリカは、
- 先進国で唯一人口が増加している!
- 世界中から頭いい人が集まる!成長する!
- 半端なくお金を使う!
という、もう「○○が異世界で無双する」みたいな感じで、アメリカは世界で無双してますから。笑
株式投資の世界でもそれは同じ。全世界の株式の時価総額は6700兆円(1ドル=100円として)ですが、アメリカだけでいくらあると思います?およそ4000兆円あります(2021年6月現在)。
ちなみに2018年の段階では3000兆円だったとか言いますから、3年で30%ぐらい増えてることになります。
だからもう株式の勉強とかしたくない人は、アメリカに投資して寝とけばいいと思います。そうしたら年間に100万円が、106万円とか107万円とかになるよ。
アメリカは割安なの・割高なの?それが問題だ…

アメリカの人気度ランキング
でも注意しときたいのは、「株が買われすぎているかもしれない」という意識を持つこと。「意味わかんないぐらい人気になっちゃってるのかもしれない」ていう意識を持つこと。
割高だと、人気が冷めちゃった時にがっつり株価は下がっちゃいますから。日本でも、ごり押しのアイドルとかそんな感じですもんね。
てなことで、アメリカっていま人気なんでしょうか?それともそうじゃないんでしょうか?その人気度を調べるのに、 PER は便利です。
この記事で「PERとはなんぞや?」について書いてますけど、世界の国々の PER って今どんな状況なんでしょうか?調べてみるとありました!以下のサイトです。
早速見てみましょう!
オレンジが各国の平均 PER を表しています。 PER が高いほど、「この国の人気は高い」っていうカンジ。
まず知っておきたいのは、株式市場があるのは世界の45ヶ国にすぎないということ。まあ当然、小さい国もいっぱいありますからね。
じゃあアメリカは45カ国中どのぐらいの位置にいるんでしょうか?見てみると、
アメリカは人気ランキング第6位!なかなかに高い位置にありますね。PER は約38倍。今の利益を出し続けて38年で元が取れる計算か。なんかちょっと高いような気がしますね…
ちなみに日本は人気ランキング第35位。 PER 約17倍です。(割安な気がするんだけど…)
次にコロナが猛威を振るっていた2020年6月の PER を見てみましょう!
この時もアメリカは人気ランキング第4位と相変わらずの人気っぷり。でもこの時の PER は約20倍。今よりも割安に見えます。
対する日本は、人気ランキング第11位とそこそこ健闘。 でも PER は今とあまり変わらない約16倍。
これが何を意味するんだろう?ひとつ考えられるのは、コロナによって「人気の高かったアメリカには、なんかお金が入ってくるようになった」。
対して日本は、「コロナ前と後では相対的に人気が下がっちゃった…」ということでしょうか。
すでに人気があるところにはお金が集まる。 それはどの銘柄でも共通するので、すでに人気のあったアメリカは、さらにお金を集めることができた。のかも。
人気っていつまで続く?日本はどうなの?
「いいなあ人気者は人気があって。」日本の立場から見ればそんなこと思うのかも。でもこの人気っぷりっていつまでも続くものでしょうか?
過去10年間の PER の推移を見てみると…
2010年に米国のPERは35倍をつけ、そのあと10倍台にまで下がっちゃいました。株価でいうなら、1/3になっちゃったのです。 確かギリシャの財政問題が原因だったかな。
現在の PER はそれを超える38倍。もし歴史が繰り返すのであれば、そろそろ人気が下がってくる頃なのかもしれません。
ただまあ今はコロナの混乱の中にあって、世界中でお金がじゃぶじゃぶ溢れているような状態なので、単純に比較はできないと思いますけど。
逆に日本は、コロナの前でもコロナの後でも、 PER は16倍台です。そもそも人気があんまりない。それならば、人気が下がった時に、下げ幅は小さいのかもしれません。
もし人気が上がったら、上昇幅も大きい!という可能性もありますね!!
まとめ
- 2011年に日経平均インデックス投資すれば、今頃3倍になっていた!
- インデックス投資はアメリカが大人気!
- でも人気はいつまでも続かない…
もし私がインデックスに投資するのなら、アメリカに投資するのを検討したいですが、今はやめときます。どうなるかわからないですからね。。。
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