700万円の損失。あの宿題をしっかりやっていれば…!:失敗談FD⑧

マイナス700万円の失敗から学んだこと!

人は自分の信じたくないことよりも、自分が信じたい事を信じます。

たとえ現実が自分にとって悪い状態でも、自分がこれから好転すると信じていれば、良い方に解釈してしまいます。

これを、心理的痛みを避けるバイアスと呼びます。

“There’s no way that you can live an adequate life without many mistakes. In fact, one trick in life is to get so you can handle mistakes. Failure to handle psychological denial is a common way for people to go broke.”

たくさんの失敗をしないで、良い人生なんて送れるわけないよ。実際失敗を処理できるようになることが、人生のコツだね。 自己否定できないやつなんて、破産する人々の共通点の一つだよ。 

チャーリー・マンガー

私は700万円の含み損を抱えながら、この株は上がると信じ続けてきました。そして結局株価は上がりませんでした。

前回の記事の通り、当時も、ファインデックスに成長の余地があまりないことは、薄々感づいていました。

しかし、私はそれを信じたくなかった。

  • 新製品を開発している。
  • 新製品の商談の話が出ている。
  • 新製品の商談が進行している。
  • 既存製品の 買い替え需要がある
  • 病院の予算の都合により、売上が一部来季に計上となった。

などの様々な文面を決算書で確認し、

  • 「次の四半期は大丈夫だ!」
  • 「期末では利益倍増だ!」
  • 「来年は勝負の年だ!」

と、 勝手に期待し続けていました。

もちろん上記の決算文章は、嘘ではありません。すべて本当のこと。企業は、必死に経営していますし、売上・利益を確保しています。ファインデックスは、立派に経営されている会社です。

しかし投資家にとって本当に重要なのは、

  • 新製品がどれだけ会社の成長に繋がるか。
  • 既製品の買い替えがあるなら、それがどれだけ売り上げに貢献するか
  • 売上の期がズレるなら、どれだけズレるのか

などの情報を、きちんと数字で整理することです。じゃないと正確な判断なんてできません。

開示されていないのなら、情報開示を求めるなり、いっそのこと投資先として諦めるなりすればいいのです。

当時の私はその情報収集すらさぼっていました。そんな奴に、良い結果が得られるわけもありません。投資において、ましてやファンダメンタルズ分析において、数字で考えるのは必須事項です。

小学生が「宿題」をやるのと同じ。長期投資家も「宿題」をこなさなきゃいけません

それが出来ないのなら、長期集中投資なんてやらない方がマシです。長期集中投資以外にも投資方法はいっぱいありますから。

それぐらいの強い覚悟を持って、企業の財務・業績を分析していかなければいけないと今、私は思います。

自己否定は自分を傷つけ、辛いものです。ただし自分を反省することで次の成長につなげることができます。成長するためには避けて通れない。

まとめ 

  • 企業の発表した情報を整理しろ!
  • 数字にまとめろ!
  • 分析を怠るな!

これが今私に言えることです。

あなたが投資において大切にしていることは何ですか?

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