今回は私の保有するアプライドについて。2022年度3月期第1四半期の決算発表が行われましたので、内容についてみていきます!
連結経営成績!
あらら…増収減益ですね。売り上げは伸びているのに、営業利益は下がってしまった。どういうことでしょうか?
決算報告書の中には、増収減益になった原因について、書いてありませんでした。なので自分で想像するしかありません。
去年といえば、 2020年3月からコロナの影響が大きくなり、世間がテレワークなどを推進し始めた時期。
そんな中アプライドは、自宅用 PC などの需要が急増し、売上営業利益を大きく伸ばしました。去年の結果を下に載せます。
アプライド2021年度3月期第1四半期決算短信より
今年はその特殊需要がなかったため、減益になったと考えることもできます。ただそうであるなら、売上高も低下していてもおかしくないはず…もうちょっと細かく見ないと。
ということで、同じ日に出された第1四半期の四半期報告書のほうを見てみます。その理由はセグメントごとの利益が見れるから。
アプライドの主力事業は四半期報告書より、
- パソコン・ゲーム事業
- 化粧品・雑貨事業
- 出版・広告事業
に分けられています。四半期報告書の【セグメント情報】 という項目では、 それぞれの事業でどれだけ儲けたか?を知ることができます。見てみましょう!
前記他のセグメント利益を比べてみると、パソコン・ゲーム事業は3億円程度売り上げが少なくなっていることがわかります。
また化粧品雑貨事業について、今期は約7億円程度増収となっており、これが売上を押し上げた理由ですね。
両方の事業で、利益率が悪くなっていることが懸念といえば懸念ですが…詳しいことはここまでしかわからないですね。
ちなみに2年前まで振り返ってみると、
2020年度3月期第1四半期
2022年度と2020年度を比べると、パソコンゲーム事業に関して、売上がほぼ同じだったのにも関わらず、利益は2倍以上出るようになっています。
また化粧品雑貨事業も利益が出るようになっているのはプラスです。
ここまでのことから、
- 昨年と比べると利益率は落ちている。特需剥落の影響?
- おととしと比べると利益率は上がっている。業績自体は上向き?
- 昨年の利益率の高さは特別需要によるもの?
という風にまとめることができます。
また、今年度から下の表が追加されることとなりました。
それぞれのセグメントで「どんな風な売り上げがあったか」細かく書いてあります。パソコンゲーム事業においては、商品とサービスが主な売上となってます。
アプライドは近年、パソコンを購入したお客さんに対して、アフターサポートに力を入れています。これが今回、どのぐらい売り上げていたのか数字として見えました。今後この数字を追っていきたいと思います。
貸借対照表B/Sは?
決算短信の最後の方に「会計基準が変わったから、受取手形及び売掛金の書き方を変えるよー」という記述がありました。
一応ガッツリ読んでみたのですが、なんで30億円も売掛金が減っているのかがあまり良く分からなかったです…。
これの釣り合いをとるために利益剰余金も16億円減ってますが、詳しいことは結局わからず。。。もっと勉強しないとですね。
今後の見通し
増収減益でしたが、連結業績予想に対する修正はありませんでした。残りの9ヶ月でとりあえずは予算を達成できるということなんでしょう。
またアプライドは近年、公官庁へのパソコンの導入を進めています。公官庁の導入のタイミングは第3四半期・もしくは第4四半期になる(大学とかの予算の関係上)と考えられるため、売上もそこで上昇することが見込まれます。
まとめ
- 2022年度3月期第1四半期は増収減益!
- 会計基準の変更により、利益剰余金が16億円減少(詳細わからず)
- 今後の見通しについては変更なし
まあ点数をつけるなら、贔屓目に見て65点というところでしょうか…?実際に今日の株価も4%弱低下していたようなので…
そのおかげで? PERは4.6倍台となりました。これ以上の下落リスクはそこまで心配しなくていいでしょう。次の四半期でどうなるか、引き続きホールドしていきます。
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