ロードスターキャピタルを支える精鋭!
前回は、ロードスターキャピタルの事業について考えてみました。その結果、不動産業でも、大手が手を出さないニッチなところを主戦場にしていることがわかりました。
「大手が手を出さない、勝ちやすい環境を選んでいる」というような印象。そんな環境を見つけるのは簡単なことではありません。
きっと、不動産に熟練した方が考えに考え抜いて選んだ環境のはず!そんなロードスターキャピタルはどんな人達が運営してるんでしょうか?
有価証券報告書を見てみましょう!
ふむ。まとめると…
- 自社の不動産鑑定士・宅地建物取引士が物件評価
とありますね。①何人くらい在籍しているか?気になるところです。
また、購入にあたるプロセスも書いてあります。まとめると・・・
- 自社メンバーが物件調査・評価を行う。
- 割安な物件(大手が参入しないような)を選別・購入を検討する。
- 購入可能性が高い物件は、外部の不動産鑑定業者よりお金を計算してもらう。
- 割安物件を洗い出し、なるはやで物件を取得する!
と書いてあります。
なるほど、自社の判断だけでなく、外部の不動産鑑定評価も利用して、本当に割安かどうかを見極めているんですね!
不動産って人によって価値が変わるもの。客観的な価値はどのようなものか?を知ることはものすごく重要だと思います。
そんなら、①不動産鑑定士、会社に何人くらいいるの??その答えは決算説明資料に書いてあります。
なるほど。7人ね。
2020年12月期の有価証券報告書には、従業員数59人(うち、臨時雇用の人6人)と書いてあるので、ロードスターキャピタル社員の、大体8人に1人は不動産鑑定士ですね。
・・・これは・・・どうなんでしょう?比較のために、不動産鑑定士がどれくらい日本にいるか見てみましょう。
少し古いデータですが、平成29(西暦2016)年1月1日の時点で、不動産鑑定士は8,268名とあります。
また、不動産鑑定業者の登録業者数は3,311業者とありますので、大雑把に平均を取ってみると、
- 1業者当たり平均2.5人不動産鑑定士がいる
ということになりますね。
・・・おお、ロードスターキャピタルは7人ですから、他の不動産事業者の約2.8倍専門家を抱えている、ということです!これは心強い。
何となく、他の会社よりも専門家が多く、割安な物件を探し出せる土台がしっかりしていることが見えてきました!
また、会社の歴史を紐解くと、ロードスターキャピタルは2012年、たった3人の創業者で経営が始まったとあります。
その3人の共通点は、全員がゴールドマンサックス・リアルティ・ジャパンに勤めていた(30代で年収2000万クラス;※ネット記事参照。真偽はわかりません)という事実です。(今残っているのは岩野社長のみ)
企業時から、いかに優れた専門家集団であったかが垣間見えます。また会社の主要メンバー(執行役員)までの経歴を見てみると…
氏名(敬称略) | 役職 | 経歴・資格 |
岩野達志 | 代表取締役社長 | 東京大学農学部卒 ゴールドマンサックスリアルティ出身 不動産鑑定士・宅地建物取引士 |
貝塚浩康 | 取締役 | ワシントン州立大学大学院修了 ゴールドマンサックスリアルティ出身 1.8兆円以上の国内外投資不動産案件経験 宅地建物取引士 |
久保直之 | 取締役 | 東京大学農学部卒 農林中央金庫出身 不動産鑑定士・宅地建物取引士 |
成田洋 | 取締役 | 東京大学法学部卒 タッチストーンキャピタルマネージメント出身 CFA協会認定証券アナリスト・ビル経営管理士・不動産証券化協会認定マスター |
川畑拓哉 | 取締役 | 東京大学経済学部卒 公認会計士・不動産証券化協会認定マスター |
斉藤稔 | 執行役員 | 上智大学法学部卒 弁護士・宅地建物取引士 |
吉田雅 | 執行役員 | 中央大学経済学部卒 ゴールドマンサックスリアルティ出身 宅地建物取引士・不動産証券化協会認定マスター |
有名大学出身者・ゴールドマンサックス・機関投資家・弁護士・会計士などなど、そうそうたるメンバーで固められていることがわかります!
またここには載せきれませんでしたが、執行役員以下にも、ゴールドマンサックスリアルティ出身の方や、 モルガンスタンレーキャピタル出身の方もいます…
興味のある方は直接ロードスターキャピタルのページに! https://loadstarcapital.com/ja/company/staff.html
相当な精鋭で運営されていることがわかります!
まとめ
- ロードスターキャピタルには不動産鑑定士が7名!一般的な不動産業者の2.8倍!
- 物件購入前には内部+外部で不動産のダブルチェックを行う!
- 主力メンバーには、そうそうたる経歴の人材が多数 !
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優秀なメンバーで経営されているロードスターキャピタル。でもでも、現在の投資環境ってどういう感じなんでしょうか?
コロナ禍で都心の空室率が上昇している現在。ビル売買の商売なんて大丈夫なんでしょうか?ということに迫っていきましょう!
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